死亡当日~14日までの必要な手続きを解説!

親の死は、あなたが生きている以上、必ず来ます。

突然の訃報の中、何を先にすべきなのか、どの手続きを忘れずに行うのか…混乱せずに行動できますか?

生きているうちに準備をするなんて不謹慎!なんて言っていると大変なことになりますよ!

この記事では、親が亡くなった際の死亡当日から14日間にわたる必要な手続きを、順を追って詳しく解説します。

必ず来るその日の為に、準備を始めましょう。

【死亡当日】

親の死は突然やってきます。その日、何をすれば良いのか、混乱することも多いでしょう。ここでは、死亡日当日に行うべき基本的な手続きについて、順を追って説明します。

1-1. 死亡診断書の受け取り(コピーの取得)
親の死亡が確認されたら、まず医師から死亡診断書を受け取りましょう。この診断書は多くの手続きで必要となる重要な書類です。コピーをいくつか取得しておくと、後々の手続きがスムーズに進行します。

1-2. 近親者への連絡
親族や親しい友人へ、訃報を伝えることが必要です。冷静に、落ち着いて伝えるよう努力しましょう。情報の伝達は明確に、不安を与えないよう心がけてください。

1-3. 葬儀社の選定
葬儀を執り行うためには、葬儀社の選定が不可欠です。地域や宗教、予算に合わせて適切な葬儀社を選び、初期の打ち合わせを進めていきましょう。

1-4. 遺体の搬送、退院の手続き
病院や施設での死亡の場合、遺体の搬送や退院の手続きが必要です。葬儀社がこれらのサポートをしてくれることも多いので、具体的な流れをしっかり確認して進めてください。

【2日目】死亡届の提出・火葬許可証の取得・通夜

死亡当日の緊急手続きに続き、2日目も引き続き重要な手続きや儀式が待っています。

ここでは、2日目に行うべき主要な手続きや準備について説明します。

死亡届の提出

親の死亡を正式に届け出るために、死亡届を市区町村の役場に提出する必要があります。

提出には死亡診断書と印鑑が必要となります。

適切な期間内に提出することが法律で定められていますので、遅延しないようにしましょう。

火葬許可証の取得

火葬を行うには、火葬許可証の取得が必要です。死亡届を提出する際に同時に手続きできます。

この許可証は、火葬場での火葬時に必要となるので、大切に保管しておくことを忘れずに。

通夜

2日目の夜には通夜が行われることが多いです。

故人との最後の時間を過ごし、親族や友人とともに故人を偲ぶ大切な時間となります。

進行や式次第など、事前に葬儀社と詳しく打ち合わせをしておきましょう。

【3日目】葬儀・火葬

死亡後の3日目は、多くの場合、最も大切な儀式や手続きが集中する日となります。

葬儀や火葬は、故人を送り出す最後の儀礼として非常に大切なものです。

以下、3日目の主要なステップを詳細に説明します。

葬儀

葬儀は、故人の人生を偲び、家族や友人が集まり、最後のお別れをする場となります。神前、仏前、無宗教等、故人や家族の信仰や希望に合わせて進行されます。

出棺、火葬

葬儀の後、故人を火葬場へと送り出す儀式を出棺と言います。火葬は故人の遺体を炎に委ね、遺骨を残す行為となります。

火葬済の証明の取得

火葬が終了したら、火葬済の証明書を火葬場から受け取ります。

この証明書は後日の墓地使用許可などの手続きに必要となる場合があります。

初七日法要

葬儀や火葬後、故人の死後7日目を迎える前に行われる法要を初七日法要と呼びます。

故人の冥福を祈り、家族や親族が再び集まります。

【~7日目】葬儀後の手続き

葬儀が無事終わった後も、必要な手続きはいくつか残っています。特に、葬儀に関連した経費の精算は、早めに整理しておくとスムーズに次のステップに進めます。ここでは、主に経費関連の手続きを中心に解説します。

葬儀代の支払い

葬儀が終わったら、まずは葬儀社への支払いを行いましょう。

多くの葬儀社では、葬儀後に詳細な明細書とともに請求書を提供してくれます。

支払方法や期限については、明細書を確認しながら、適切に手続きを進めてください。

葬儀代の領収書の取得

支払いが完了したら、領収書の取得を忘れずに。

領収書は、後日の相続税の申告や生命保険の請求など、様々な場面で必要となる重要な書類です。安全な場所に保管しておくことをおすすめします。

【~14日目】故人の諸契約の解約手続き

故人が生前に結んでいた諸契約の解約や名義変更は、葬儀後の重要な手続きの一部です。

不要な契約の継続による無駄な出費を避けるため、早めの手続きが推奨されます。

以下、主な契約関連の手続きを解説します。

6-1. 公共料金の解約(名義変更)
故人名義の水道・電気・ガスなどの公共料金の解約または名義変更を行います。料金所在地の関連機関やサービス提供会社に直接連絡し、手続き方法を確認してください。

6-2. 電話、インターネット、テレビ等の解約(名義変更)
故人が契約していた通信関連サービスの解約や名義変更も必要です。各サービス提供企業のカスタマーサポートに問い合わせ、具体的な手続きを進めましょう。

6-3. 生命保険の手続き(死亡保険金)
故人が加入していた生命保険について、死亡保険金の請求手続きを行います。保険契約書や必要な書類を揃え、保険会社に手続きの方法を確認し、適切に申請してください。

【14日以降】遺産相続手続き

葬儀や初期の手続きが終わった後も、故人の財産や遺産に関する手続きは残されています。

これが「遺産相続手続き」と呼ばれるもので、故人の財産を正しく相続人間で分けるための法的なプロセスです。

この手続きは、遺言書がある場合とない場合で流れが異なります。

また、相続税の申告や不動産の名義変更、銀行口座の処理など、さまざまな手続きが含まれます。

この段階で弁護士や税理士のアドバイスを求めることも考慮して、スムーズな遺産分割を目指しましょう。

まとめ

親が亡くなった際、感情的な困難の中でのさまざまな手続きは大変ですが、しっかりと手を進めることで、後のトラブルを防ぐことができます。

死亡当日からは、遺体の搬送や葬儀社の選定、そして近親者への連絡が必要です。

続く日々では、死亡届の提出、火葬許可証の取得、葬儀や火葬、そして経費の清算までが主な手続きとなります。

さらに、故人の契約関連の手続きも必要となり、公共料金の名義変更や通信関連サービス、生命保険の手続きなどが含まれます。

この手引きを参考に、一つ一つ手続きを行っていきましょう。

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